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05:昼寝
「てめーらぐーすか寝やがってからに」
せっかく席が近いのにこれじゃ授業中遊ぶこともできやしない!
周りの席のイタリアきょうだいとプロイセンとスペインはことごとくお昼寝タイムなため、私は仕方なく真面目に授業を受けていた。この配置はなんらかの陰謀かもしれない。私を勉強させるためのKOUMEIの罠だ!(KOUMEIは中国の参謀らしい)
ちなみにこんなぽかぽかふわふわ素敵ないわゆる昼寝日和にも私はお昼寝とかできない。ベッドの上だったら寝るけど。だって私繊細だし机も椅子も固すぎる。
しかしいつもはプロイセンとらくがきしたりしてるから気付かなかったけど、こうしてみるとお国柄が出るね。スイスやオーストリア、ドイツなんかはほんとに真面目にかじりついて、リヒテンシュタインは頑張ってるけどたまにうとうとしててかわいい。フランスはまあそれなりにやってるにはやってるらしい。 そして、えと、イギリス、は。
真剣に黒板を見つめる眉毛、じゃなくて瞳。生まれ変わったら…黒板になりてぇな…。しかし私が生まれ変わるということは私が一度死ぬってことだし、死ぬのはちょっと嫌だから私黒板になれなくていいや 黒板になったらおいしいご飯も食べれないしね。ていうか黒板に意識とかあんのか?ちょ、チョークぅっ白いのらめぇぇ優しくしてくれないと消えなくなっちゃうよぉぉ…ああっ爪なんて立てたらアッー!みたいな?我ながらくだらない妄想だわ。
ななめまえの机から消しゴムかこぼれおちた。イギリスの消しゴム。転がりまくってどっかいった。困るイギリスに私がすることはひとつ。
「使って」
というわけで短い付き合いだったけど日本製消しゴムちゃん元気でやるのよ。Bye!さすがに性能は良かったけど今の状況においてはなんの未練もないわ。
「けどおまえが」
「持ってる」
私の分としてプロイセンの机から取り上げた消しゴムを示すと、安心したとか申し訳ないとかそういう感情のこもった感謝の言葉が返ってきた。授業中だから、彼は真面目だから、会話はそこでおしまいだけれど。
※プロイセンの消しゴムは字消すどころか紙にあの消えない黒い汚れがついたから捨てました
※イギリスの消しゴムはあとでスタッフが回収しておきました。大丈夫安心して国宝にするし。
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